2014/12/16

天体のメソッド 第11話 「流星群の夜」

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分かり切っていた結果が待ち受けていた11話は、音楽から演技、演出に至るまで全てが気合入ってて素晴らしい回だった。
細かな違いはあれど5人の願いは「みんなで仲良く」であって、ノエルの願いを今度は5人が叶える側へ。あれだけ皆の前では笑顔だったノエルもとうとう泣いてしまう展開はベタとは言え来るものがあるなぁ。
メンタル最強だった乃々香も今回ばかりは別れを悲しみ涙するが、冷静に考えれば強かったというより母の病死は泣く事を乃々香に許さない結果となっていたのかもしれない…

作品を構成する要素、演出やストーリーを見ていて、これまでは2014年に蘇った、あるいはセルフパロディであるKanonという印象を作品に持っていた。
しかし決定的にKanonのそれと違うのは、非現実的な存在が重要なアイテムではなく、単なる舞台装置であった点においてはむしろOne的であったと今は思う。
5人はノエルのおかげで昔のように友達に戻れたというけど、ノエル自体は円盤そのものである特殊な存在でありながら特に何もしてない、5人の間を走り回って話し伝えるメッセンジャーでしか無かったというのが面白い。
円盤やノエルは非現実的な要素ではあるものの、ストーリーラインにおいてはその非現実的な要素は重要ではないのがかつての久弥作品とは一線を画す印象を受けた。

結局汐音や湊太が時期に街から出ていくこともあり、一時的な、瞬間的な奇跡でしか無かった訳だけど、それでも永久的にノエルを留まらせることより奇跡を選んだのは、かつての願いが今も生きていて友達でありたい5人の思いの証左。
現代アニメ作品において言えば様々な展開で気を引こうとあの手この手を使っている中で、言ってしまえば「昔の幼馴染達が再会して仲直りする」だけの物語をゆっくり丁寧に描くだけの、地味~なだけの作品が2014年になっても存在するのは本当に珍しいし光るものがあったと思う。
残り2話があるように、別れは通過点でゴールではない。円盤が無くなった街で彼らはどう動いていくのか…
しかし別れがゴールではないという点においては、やっぱりsolaは久弥版AIRだったんだぁと強く再認識。

ソナタとインターリュード
ソナタとインターリュード

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